本日11/5(土)、関宿滑空場にてH-32の引退式及びNPO法人関宿滑空場への贈呈式が行われました。
約50名の関係者、学航連OBが集まり、式典及び懇親会が行われました。
H-32のことをあまりご存じない方もいらしゃると思いますので、本企画の中心であるOBの方の説明を引用します。
1964年に藤沢飛行場で初飛行以来、数々の国際滑空記章科目飛行やソアリングを楽しませてくれた名機H-32(萩原式 H-32型 単座滑翔機 JA2050)がついに引退することになりました。
現在は動態保存されておりますが、今後は日本の滑空機の歴史として保存、展示されることになりました。
ご周知の通り、佐藤一郎教官が萩原滑空機製作所時代から設計・製作に携わり、自ら試験飛行と今日まで天塩にかけてこられた世界で唯一の機体です。
レストア後の最終フライトは2010年5月15日でした。総発行回数5,490回、総飛行時間1,019時間28分になります。
今般、佐藤さんが前会長を務められたNPO法人関宿滑空場にて展示保管をして頂けることとなり、11月5日に贈呈式と懇談会を開催する運びとなりました。
式典に参加した現役高校生会員の方は、鋼管羽布張りの機体に興味津々。
学航連の先輩方が、この機体で5時間や50キロの記録を打ち立てたことにたいへん驚いていました。
多くのOBが懐かしそうに機体に手を触れ、操縦席に座り、タイムスリップしていた様子が印象的でした。
企画を頂いたOBの皆様、素晴らしい企画を有難うございました。